クラウドサービスの種類として、IaaS・PaaS・SaaSが存在する
1_簡潔にまとめると・・・
サーバの構成要素であるハードウェア・OS・ミドルウェア・アプリケーションをどこまでクラウドサービスの事業者が提供するかで形態が分かれます。
以下各形態の事業者が提供している範囲
サーバの構成要素とクラウドサービスの概要については下記記事で紹介しています。
2_とりあえず図解化


バグ太郎
SaaSは利用者で何も用意しなくていいのですか?

C-3PU
はい。SaaSについては事業者がアプリケーションまで用意してくれて、それをインターネット経由で利用するのが基本になります。

バグ太郎
それって、今までインターネット経由して利用していたサービスと何が違うのですか?

C-3PU
インターネットを介して提供されるソフトウェアという点では一緒です。
SaaSの用語としては古くから存在しましたが、近年、提供方式、運用体制、料金モデル、そして機能の拡張性といった点から改めて普及してきた概念になります。
3_何かに例えると・・・
- IaaS (Infrastructure as a Service)
「インフラ(敷地やライフライン)が整った土地」を借りるようなものです。
水道、電気、下水道などの基本の設備はすでに備わっているものの、実際に家を建てるには設計から建築資材、工事に至るまで、すべてを自分で手配し、管理する必要があります。
自由度が高いため、自分好みの家を作れる一方、準備や運用の手間は大きくなります。 - PaaS (Platform as a Service)
「あらかじめ骨組みや外構ができあがっている建売住宅」を借りるようなものです。
基盤は既に出来ているため、あとは内部のレイアウトや内装のカスタマイズに集中できます。建築の複雑さは軽減され、自分らしいアレンジが可能です。 - SaaS (Software as a Service)
「ホテルの部屋」に宿泊するような状態です。
住むためのすべての設備やサービスが一式提供されているので、利用者はそのまま生活を始めることができます。家を建てたり内装を手作業で整えたりする必要もなく、面倒な管理も不要です。
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