共通鍵暗号方式とは
データを暗号化する時も復号化する時も、同じ鍵を使用する方式を指します。
暗号・復号化する際の法則が一緒(鍵が一緒)のため比較的シンプルで、高速に処理が可能なところがメリットになります。
ただし、通信する相手ごとにペアとなる共通鍵を作成する必要があり、作成した鍵をどうやって安全に渡すかが問題となったりします。
とりあえず図解化
暗号化とは、データを解読できないよう別のデータに置き換えることを指します

使用方法 - 通信の相手ごとに共通鍵を作成し、事前に相手方に送付する

使用方法 - 同じ鍵を使用して、暗号化及び復号化を行う

問題点 – 鍵の管理と鍵自体の盗聴のリスク

具体例

バグ太郎
共通鍵暗号方式のなんとなくのイメージはついたのですが、具体例としてはどんなものがありますか?

C-3PU
そうですね、算数レベルで具体例を出してみましょうか
設定 あなたと友達は、あらかじめ「秘密の数字」を決めておくことにします。ここでは、この秘密の数字を 3 としましょう。 この数字が、共通鍵(同じ鍵)の役割を果たします。
送信側(暗号化)の手順
- 送るメッセージ: たとえば、あなたが伝えたいメッセージが「7」という数字だとします。
- 暗号化処理: 決めた秘密の数字 3 をメッセージに足します。 計算すると、 7 + 3 = 10 この 10 が暗号化されたメッセージになります。
- 送信: あなたは「10」という数字を友達に送ります。
受信側(解読)の手順
- 受信: 友達は受け取った暗号化された数字「10」を確認します。
- 解読処理: あらかじめ秘密の数字 3 を使って、受け取った数字から引きます。 計算すると、 10 – 3 = 7 元のメッセージ「7」が復元されます。
コメント