サーバについて – 6 Webシステム

サーバ

現在の主流であるWebシステムとは、いったい・・・

1_簡単にまとめると・・・

Webシステムとはシステム利用形態の一つであり、
クライアントがPCに入っているWebブラウザ※1を利用して、サーバと通信を取る仕組みになります
クライアントサーバシステム※2のように、クライアント(Webブラウザ)とサーバでシステム利用に関して役割分担をしている形式になります。

※1 Webブラウザとは、Webサイトを閲覧するためのソフトウェアを指します
※2 広義にはクライアントサーバシステムの一つとしても捉えられますが、Webシステムとクライアントサーバシステムは区別されることが多いです。

2_とりあえず図解化

Webシステムの役割分担

一般的なクライアントサーバシステムでは、クライアント側がある程度の業務ロジックやデータ処理を担当できる厚いクライアントとなるため、負担が「クライアント 3 : サーバ 7」といったイメージになります。
 しかし、Webシステムの場合は、Webブラウザが採用され、クライアント側で行う処理は主に画面の処理、簡単な入力チェックなど、ユーザーとのインターフェースとしての役割に限定されるため、負担が「クライアント 1: サーバ 9」くらいのイメージになります。その分、サーバ側がHTMLの生成、データベース連携、セッション管理などの重厚な処理をすべて担うため、サーバへの負担が高くなります

<strong>バグ太郎</strong>
バグ太郎

Webシステムについて、クライアント側の負担が低いことは分かったけど
どんなメリットがあるの・・・

<strong>C-3PU</strong>
C-3PU

Webシステムの場合、一般的なクライアントサーバシステムと比較すると、主要なブラウザさえあれば、システム利用に関して特別な資材(設定ファイルやソフトウェア)を配置する必要はありません。よってシステムのアップデートがある場合でも、端末の資材を更新することはなく、中央管理しているサーバを更新すれば完了してしまうため、管理の負担が少ないです。

ただし、クライアントサーバシステムは資材が端末に入っているため、高いレスポンス性能やリッチなUIを提供できるケースが多いです。

Webシステムのメリット(資材の更新が不要)

①一般的なクライアントサーバシステムの場合

②Webシステムの場合

3_何かに例えると

クライアントサーバシステム = オーダーメイドのスーツ
このシステムは、各クライアントに専用の資材(設定ファイルやソフトウェア)をインストールし、利用環境に合わせて最適化を行います。フィット感や機能性で抜群ですが、その分作るのに手間がかかるのはサーバシステムはイメージが近いです

Webシステム = 既製品のスーツ
一方、Webシステムは、ブラウザさえあればどんな端末からでもアクセスでき、サーバ側で一括管理・更新が可能です。これは、既製品のスーツのように、万人向けのデザインである一方、細かい個別調整は難しいという特徴があります。

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